島村楽器 横浜ビブレ店 シマブロ

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システム構築のしらべ Vol.5 ~ノイズ除去にはいくつかの方法あり~

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皆さんに閲覧していただけていてすごく嬉しい成勢です。
前回までで大まかなシステム構築方法をお伝えしました。
まとめ記事を作りましたのでこちらをご覧下さい。
yokohama.shimablo.com

今回はノイズの除去の方法についてです。
そのための予備知識としてノイズについて知っておく必要もあるので、ノイズの種類をわかりやすくお話します。

ノイズについて

先程述べた通りノイズには種類があり、私たちに関係しているノイズは大きく分けて2種類のノイズがあります。
システム構築をする上で最低限押さえておきたいのはこちらです。
1つ目は高周波ノイズ
2つ目は低周波ノイズ

高周波ノイズとは

こちらはライト(照明)などから混入するノイズです。ライブする現場によって「サー」という高い音が流入してしまうのはこの高周波ノイズが原因であることがあります。

低周波ノイズとは

こちらは高周波ノイズの逆で「ブーン」と低い音がします。アースが落ちていないときとかがこちらです。

ノイズを完全に除去する方法はあるのか

実はこれはなかなか難しいです。
難しいポイントは『完全に』というところですね。
ではどのような対策を取るべきなのか。これを知っているか、知らないかではノイズに対する対処の仕方が大きく変わってきます。

簡潔に書いてしまうとノイズよりも大きい音を出せば良いわけです。
「なんだ、アンプの音量を上げればいいのか!」となった方!それは違いますよー。
それだとノイズの音も大きくなってしまいます。
重要なのはノイズの音は小さいままで、ノイズ以外の音を大きく(増幅)したいのです!!

そんなこと出来るのか?出来ないのでは?と思われた方もいらっしゃると思います。
ご安心下さい、出来ます!

ではどのようにしてノイズが鳴っていないようにするか、ここで本題のインピーダンスという言葉が出てきます。
ものすごく理科っぽくなってきましたねー。笑
(僕は理科苦手だったのでこのような勉強した記憶はまったくありません)

インピーダンスとは

インピーダンスとは「交流抵抗」のことを指します。まったくわかりませんね。笑
そもそも「抵抗」が大きいと「電流が流れにくく」なると考えてください。
抵抗が大きいものをハイインピーダンス
抵抗が小さいものをローインピーダンスと言います。
ここまで話してもまったくわけわかりませんよね。笑
結論から申し上げるとローインピーダンスにしたいのです。

ハイインピーダンスのままだとこのような状態です。

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それをローインピーダンスにするとこのようになります。

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ノイズのサイズは同じまま全体の音(信号)を持ち上げているのです。

ちなみにアンプで持ち上げた状態ですと音量も上がりますが、ノイズも一緒に大きくなります。

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ローインピーダンスにする方法としてシステム構築で用いるのがバッファーです。
各社いろいろなバッファーを出していますが、聞き馴染みが1番あるのは『BOSSバッファー』ではないでしょうか。
BOSS製品はすべてバッファーが入っています。

余談ではありますが…

バッファーは音色が変わります。対極的な意味合いの言葉としてあるのが『トゥルーバイパス』です。
バッファードバイパスとトゥルーバイパスには見分け方があります。
エフェクターを電池を抜いた状態で繋ぎ、まったく音が出ないのがバッファードバイパス、OFF時は音が出るが、ON時(この時電池は抜いているためエフェクトは掛からない)に音が出なくなるものはトゥルーバイパスです。

すみません、話が逸れましたね。

各社バッファーの特徴

各社バッファーのサウンド特徴について簡単にまとめます。
・Free The Tone HTS…何が何でもノイズを通さない。若干ハイ落ちする
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・Providence バイタライザー…中高域がハッキリする
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BOSSバッファー…ヴィンテージトーンになる
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BOSSバッファーに対しての良いイメージが…という方もいらっしゃると思いますが、アナログエフェクターを直列にした時(音質劣化)のサウンドを再現しているのです。だからこそヴィンテージ系のサウンドを出すときには最適なのです!
などなどいろいろあります。
これは好みによって使い分けるのがベストです。私のオススメはやはりFree The ToneのHTSですね。

バッファーを入口で入れてあげることでローインピーダンスになり、外部ノイズに対しても強く、ノイズの音を小さくしたままノイズ以外の音を大きくできるのです!

そしてそれを踏まえてシステム構築をすることでノイズ除去というよりはできる限り目立たないようにしていくのです!!

今回はいかがでしたか。
かなり理科っぽかったですよね。笑
言葉だけだとわかりにくいので図を用いると理解度が増しますよね。
手書きの絵で申し訳ありませんが今後も引き続き手書きの図で頑張りますよー!
成勢でした!

現在、第5回システム構築イベントも開催しております。
こちらも是非チャックして見てくださいね!
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TEL 045-314-5255
エフェクター構築担当 成勢(なるせ)

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